鍼灸治療は、いまや世界保健機関(WHO)からさまざまな症状に効果があると認められている、世界中で認められた治療手法です。

身体の特定の点を刺激するために専用の鍼や灸を用いた治療法のことをいいます。

国家資格試験である「はり師」「きゅう師」が施術の資格を保有しています。

一般的によく治療に使われる鍼は髪の毛程度の細さなので、はり師であれば、刺したときの痛みはほとんどありません（ただし皮膚には痛みを感じる点（痛点）があり、ごくまれにチクッとすることもあります）。

鍼灸といえば「頭痛、肩こりに効く」「東洋医学」というイメージにとどまる方が多いのではないでしょうか？

周りで鍼がいい！と聞いてご来院される方もいます。でもどんなものなのか、実際見ないとわからない事が多いですよね。 そんなあなたに本日は、鍼灸のこと少しでも知ってもらえたら嬉しいです。  

【鍼灸治療って？】

《鍼治療》

鍼治療では、通常、直径0.12～0.18mm程度の極めて細いステンレス製の鍼を使います。管鍼法といって円形の金属あるいは合成樹脂製の筒を用いる方法か、筒を使わない方法がありますが、どちらも殆ど痛みはありません。子供向けの小児鍼は、鍼を皮膚に接触させたり押圧させたりして治療します。

《灸治療》

灸に使うもぐさは、ヨモギの葉を乾燥させて葉の裏側の部分だけを集めたものです。 お灸の方法は，

・もぐさを直接皮膚の上に乗せて着火させる直接灸

・皮膚との間をあけて行う間接灸 間接灸は、皮膚との間に味噌や薄く切ったしょうが、にんにくなど、熱の緩衝材になるものを入れたりして熱さを和らげますので、比較的気持がよいものです。

この他にも、灸頭鍼といって、鍼の先端にそら豆ほどの大きさのもぐさを取り付けて点火する方法もあります。灸は鍼灸師の指示に従えば、自宅でも行うことができます。

よくドラックストアなどにもお灸が販売されてますよね。ご自身でお灸する場合はツボなど的確なところにお灸をすると効果が上がるので、しっかり見極めて指導のもと実施しましょう。

  【鍼灸治療でできる治療】

そもそも鍼灸治療ではどんな効果があってどんな治療ができるのか？ 一般的には、肩コリ・腰痛・神経痛・関節痛などに効果的と言われていますが、鍼灸は多くのつらい症状や病気に効果が期待できます。

一般にはあまり知られていませんが、鍼灸には血液循環を良くしたり、免疫細胞の増加・活性化に作用もあります。 また、内臓の働きを調節する自律神経を整え、身体の持つ恒常性維持機能を高める働きもあります。

ですので、はじめは腰痛や肩コリで来院されても鍼灸治療を受けているうちに風邪を引きにくくなった、身体が軽い、体調が良い、よく眠れるようになった、食欲が出た、便通が良くなったなど体調の変化を実感され、症状がなくなってからも病気の予防、健康維持・増進を目的に、定期的に鍼灸院に通ってらっしゃる患者さんがたくさんいらっしゃいます。

当院に来院される患者様は次のような症状が多いです。

・肩こり ・腰痛（ギックリ腰など）

・四十肩、五十肩（肩関節周囲炎）…腕や肩が上がらない

・寝違え、首の痛み

・冷え、むくみ

・火照りや発汗などの更年期症状

・眼精疲労

・頭痛　

・ゴルフ肘

・テニス肘

・めまい　

・不眠

　 ・便秘　

・生理痛　

・その他不定愁訴（自律神経症状）  

こんなに？！と思う方も多いと思いますが、実際ゼロスポ喜多見に来院される患者様も鍼灸を初めて実施される方が多く、安心して施術が受けられるようにご説明させていただいた上で治療させていただいております。 その中の一つの症例をご紹介させていただきます。

【症例報告】

  ○30代　男性

［主訴］ 右肩の痛み（野球肩）

［治療］ 鍼灸治療 矯正治療

［経過］ 野球肩で投球動作に違和感があり矯正治療と鍼治療を始め、関節の可動域が広がり痛みが軽減。 6回目くらいから野球をした後の痛みを感じづらくなり9回目にはほぼ痛みを感じず可動域も問題なし。

  当院ではスポーツでのお怪我はもちろん、日常生活での突然の痛みも診させていただいております。

  ぜひ一度ご相談ください!

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